パイソン大佐<第2話>の調書
■元傭兵部隊の隊長。コードネームは"Captain Python"=パイソン大佐。本名、年齢、国籍、経歴ともに不詳。
■公式には、1年前に最先端医学研究所で起きた原因不明の爆発事故によって、多数の研究者や部下とともに死亡したとされている。しかしながら、実は生存しており、かつ一連の変異体事件に関わりがあるという未確認情報もある。また、爆発事故で死亡し、現在は意識投影体として存在する"所長"とともに、爆発事故の直接的原因にも深く関わっていたという噂もあるが確認できない。
■推測ではあるが、死亡したとされる当時、彼は遺伝子操作と『誘導多能性幹細胞』(iPS細胞)の培養によって不死身の兵士を生み出す国家的な極秘プロジェクトに関わっていた可能性が高い。生存説や変異体関係説は、このプロジェクトとの関わりからの推測であろう。
■彼の新の姿は、変異体である。彼こそ、イズミの爆発的再生に巻き込まれながら生き延び、しかし染色体に致命的な損傷を受けて変異体となった人物。不完全な変異体だった大男(正確には大男に憑依した意識投影体)は、爆発から生き延びたただひとりの最後の部下だった。
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